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シャドウベインの背景世界

惜しくもサービスが停止されたオンラインRPG、Shadowbaneに関する世界設定の翻訳

サンダンサーの物語

本記録は不滅帝国のエルフ、ラレソンネル・ベンドラリモ氏によって、執筆されたものである。火炎戦役にあたって、ブレイドウィーバーとして従軍した氏は、羅刹たちに捕らえられ、短い捕虜生活を終えたあと、手記を書いた。 退歩したエルフこと被追放者たちは…

ブラッドプロフェトの物語

私が砂漠に来たのは、幻聴を鎮めるためだった。 通過儀礼のとき以来、寝ても覚めても、複数の声が聞こえ、私を苦しめる。訳が分からないままやつれていき、ビラクトゥの長老たちは、私のことを気が触れたと断言した。彼らは武器を抜いたが、神秘歌手は場を治…

ブレイドウィーバーの物語

ブレイドウィーバーには長い歴史があり、三つの時代をさかのぼることで、ようやくその起源をかいま見ることができる。白夜時代において地界はまだ若く、誰も死という概念を知らなかった。太陽がなく、時間さえもない時代に、剣を振るうエルフの達人たちは、…

ブレイドマスターの物語

これは、剣の書に記された古い伝承である。 それはまだ、神がみが地上で暮らしていたときのこと。最も若い神は、全父がもつ最後の子供として生まれた。彼はさまざまな名前で呼ばれている。ドライセン・ワンアイド、ドライセン・トゥルーサイト、あるいは真理…

ウェアベアの物語

悠久の地界は自然豊かで、そこには動物とヒトが住んでいた。しかし全父は、第一夜明けが来る前に動物を征服し、地界は今と同じ姿になったという。 だがよく覚えておけ。本来、動物とヒトの境界はあいまいだ。そしてヒトのなかには、両方の特質を表す者たちが…

ウェアラットの物語

こっけいな話がある。吟遊詩人は、緑豊かな森と晴れ渡った空について歌う。そして善良な人びとと英雄も賞賛する。だが俺は英雄に会ったことがないし、地界には美しい大理石がある一方で、汚物も存在している。 人びとは、汚いものから目をそらすようだ。都市…

ラットキャッチャーの物語

ああ、分かっている。俺から下水道の匂いがすることはな。見ての通り、体中が汚物まみれさ。人びとにいつも何を言われているか、それも知っている。この町では、俺と仲間たちが行くことを許されて、休める小屋はひとつだけだ。 爪のあいだにまで糞がはさまっ…

ダークナイトの物語

どの市場へ行っても、吟遊詩人はカンブリュワンの死を嘆き、彼の唱えた道徳論を賞賛している。カンブリュワンの功績は長く伝えられるべきだが、愚か者たちは過去を見てばかりで、現代の真理に気づいていない。ヒトの心魂に変化がなくとも、地界は変わった。 …

ナイトの物語

諸王時代の後期に、エルフの悪妖人たちは全父の最終布告を破り、悲涙戦役を起こした。しかし、人の子の諸王国は協力をおこたり、互いに争うことになる。エルフの侵攻だけでなく、オークと北方人の攻撃も受け、ヒトの諸王国は、次つぎと壊滅的な打撃を受けた…

アーチャーの物語

わたしの空と陸と海 わたしの月と星と森 風に乗って飛んで がやがや地面は忘れよう 故郷はなくなって 今日も眠れないから アノマニ人が歌い、遊牧民のホーワシ人にも伝えられた童謡より 十王国の成立よりもはるかに古い時代には、ヒトが興した大きな国のなか…