シャドウベインの背景世界

惜しくもサービスが停止されたオンラインRPG、Shadowbaneに関する世界設定の翻訳

ドゥームセイヤーの物語

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 魔神たちは、時間のない時代から混沌界の奈落を支配していたとされており、それは神々が宇宙に到来するよりも前のことである。古代からエルフに伝わる伝承によると、アエアインスの創造は、全父が混沌界の支配神ことコラウールと戦い、殺害した後に行われた。
 死の間際に、コラウールは全父に強力な呪いをかけ、すべての魔神たちに復讐を呼びかけた。それ以来、魔神たちは憎悪に突き動かされながら、長い間パンダリオンと彼の被造物に報復する機会をうかがっていた。

 

 神々の子供たちは、アエアインスの長い歴史に渡り、彼らの大半が奈落の魔神たちを嫌悪してきた。しかし、不滅帝国に所属する高位の呪術師たちは、時間の始動よりも古い黎明時代に、魔神たちに対する強い興味を持った。当時の呪術師たちも魔神を信仰しなかったが、魔神の様態と名前を調査し終えた後、呪術師たちは魔神と取引をしていた。
 このおぞましい出来事は、混沌軍団が災禍戦役を機にアエアインスに植民したときに、ようやく明らかになった。ある者は、生き延びるために混沌と契約を結び、別の者は、悪夢か絶望によって狂気に陥った。多くの人々がアエアインスの神々に裏切られ、助けてもらえないと信じるようになると、ますます混沌の呼びかけに応え、魔神を信奉する者が増えた。
 魔神たちが敗北した後、混沌の信者たちは散り散りになり、全父の子供たちにコラウールの呪いをかける僧侶、ドゥームセイヤーを中心とした小規模な教団がいくつも作られた。人々を裏切り、混沌に味方した者たちは、ドゥームセイヤーの言葉に従い、地界連合の成立を何度も妨げた。

 

 敗戦の後、最初のドゥームセイヤーたちは魔神の後援を打ち切られてしまい、父教会による罰を受けずとも混沌の教団は解散した。しかし、列王時代の後期に差しかかると、魔神たちはアエアインスから新しい下僕を獲得し、さらにモーロックが奈落から帰来した。
 この醜形神はミノタウロスを手下に選び、有能な族長には混沌の力を授けた。モーロックに従う部族の祈祷師として、ドゥームセイヤーは再び誕生し、混沌の教義を世に広め始めた。次世代の教団がいくつも興り、多くのドゥームセイヤーが棄教者や狂人の間に紛れ、潜伏した。過去を教訓に、混沌の信者たちは混沌門が再び開き、主人たちが地界に侵攻する日を静かに待ち続けていた。

 

 近年にその日はやって来た。争闘時代の九七年に混沌門の封印は弱まり、混沌の汚濁は噴き出した。混沌の信者たちは、再び魔神の勢力が興ることを確信し、姿を現した。現代は荒廃し、ドゥームセイヤーは白昼から堂々と活動しており、アエアインスの神々を脆弱だと非難している。さらに彼らは闘争と狂気を広めるだけでなく、信心の揺らいだ者たちを悪しき道に引き込んでいる。

 

 [補足情報]
概観

 

固有名詞一覧

 

《あ》:アエアインス(Aerynth)
《う》:宇宙(Universe

 

《か》:神(Gods)、神々の子供たち(Children of the Gods)
《こ》:コラウール(Kolaur)、混沌(Chaos)、混沌界(Chaos)、混沌軍団(Hordes)、 混沌門(Chaos Gate)

 

《さ》:災禍戦役(War of the Scourg)
《し》:時間(Time)、支配神(High Emperor)、(Maimed God)
《せ》:全父(All-Father)
《そ》:争闘時代(Age of Strife)

 

《ち》:地界(World)、地界連合(Grand Alliance)、父教会(Holy Church)
《と》:ドゥームセイヤー(Doomsayers)

 

《な》:奈落(Pit)

 

《は》:パンダリオン(Pandarrion)
《ふ》:不滅帝国(Deathless Empire)

 

《ま》:魔神(Dark Lords)
《み》:ミノタウロス(Minotaurs)
《も》:モーロック(Morloch)

 

《れ》:黎明時代(Age of Dawn)、列王時代(Age of Kings