シャドウベインの背景世界

MMORPG、Shadowbaneがもつ舞台設定の翻訳

真紅同好会員の装備品(Crimson Circle Equipment)

《真紅同好会の概要》

 

 エルフの強力な呪術師たちからなる、太古の軍団こと真紅同好会には、強く反対したことがある。かれらは、純血のエルフいがいを下等な生物とみなしており、呪術結社に、自分たち以外を加入させたがらなかった。したがって、呪術結社が大規模な組織として成立した直後に、真紅同好会は結社から離反したのである。
 呪術の追求に傾倒した真紅同好会は、冷酷な性格をもっており、目的のために、混沌と暗黒の両方を利用しようとした。同組織は、その気質と恐ろしい手段により、悪い評判をもったのである。じっさいに、数世紀ものあいだ、呪術結社と真紅同好会は人知れず争った。そして、大半の呪術師たちが、列王時代の初期に、同好会が根絶されたと考えるようになった。

 

 残念ながら、賢人たちの懸念は的中した。現在では、赤と紫の二色をあしらう外衣を着た、邪悪な呪術師たちの目撃が、散発的に報告されている。かれらは、エルフたちおよび怪物たちとともに活動しており、呪術結社は不安を感じている。
 真紅同好会は、呪術結社における継続的な発展の歴史に対して、何千年ものあいだ関係をもたなかった。そのため、同好会が、単独あるいは邪悪な存在の助けを借りて、どのような呪術を新しく考案したのかは、判明していない。過去の数千年間におきた出来事のうち、何件に、真紅同好会が関与していたのか。同好会はおおくの事件において暗躍し、影響を与えたか直接に操作したのかもしれないと、考えられた。
 なぜ、真紅同好会はふたたび現れたのか。かれらの目的は何なのだろうか。ひとつだけ明らかなことがある。真紅同好会のウィザードたちは呪力の付与に長けており、かれらの装備品は強力な諸呪文で満たされている。

 
※メイジ専用の装備品です。

 

用語一覧

 

《あ》:暗黒(Darkness)
《う》:ウィザード(Wizard)
《え》:エルフ(Elf)

 

《け》:賢人(Wise)
《こ》:混沌(Chaos)

 

《し》:呪術結社(Conclave of Wizardry)、真紅同好会(Crimson Circle)

 

《め》:メイジ(Mage)

 

《れ》:列王時代(Age of Kings