シャドウベインの背景世界

MMORPG、Shadowbaneがもつ舞台設定の翻訳

モーロック[破壊神](Morloch the Destroyer)

 苦痛および悪意は、戦争神マローグを全父から引き離し、主人の意思を破壊することに、全力を傾けさせた。最終的に、災厄戦争の最盛期で、マローグ神は、魔神たちを利用して全父を永遠に滅ぼそうとした。したがって、魔界の中心部で、御父を危険な罠に陥れたのである。
 策略は失敗し、マローグ神は、魔界門が閉じたときに、新しい主人たちから甚大な加害を受けた。七世紀にわたって、混沌の諸物は反逆神を毒して堕落させた。そして、同神を、悪および絶大な力の創造物こと、モーロック逸脱神へ変身させた。
 のちに、モーロック逸脱神はアエアインスへ回帰した。そして、オークおよびオーガの大群を統率しながら、何年にもわたって、冷酷な影の帝国を築こうとしたのである。モーロック逸脱神は、オークたちおよび変形生物たちの守護神である。さらに、同神は、北方地域における野蛮なミノタウロスたちからも、崇拝されている。
 列王時代の末期に、世界人類は、モーロック逸脱神の計画を打ち砕くために、団結しながら決起した。トゥーリン神とケーナリュン神および人祖トールヴァルドも、モーロック逸脱神へ立ち向かい、壮大な戦闘の末に撃破した。多くの人びとは、破壊神が殺害されたと信じている。しかし、オークたちの言葉によれば、モーロック逸脱神は隠れただけであり、血なまぐさい報復の機会を待っている。
 諸伝説のなかには、モーロック逸脱神の末路について、想像しているものがある。もしも同神が生きていれば、無敵にしてくれる運命の剣ことシャドウベインの探索に、熱中しているのかもしれない。もしも、大力の剣が、この邪悪な逸脱神の手に落ちれば、一切が悲惨な状態に陥るだろう。

 

用語一覧

 

《あ》:アエアインス(Aerynth)
《う》:運命の剣(Sword of Destiny)
《お》:オーガ(Ogre)、オーク(Orc)

 

《け》:ケーナリュン(Kenaryn)
《こ》:混沌(Chaos)

 

《し》:シャドウベイン(Shadowbane)、守護神(Patron)
《さ》:災厄戦争(War of the Scourge)
《せ》:世界人類(Children of Aerynth)、全父(All-Father)

 

《た》:大力の剣(Sword of Power)
《と》:トゥーリン(Thurin)、トールヴァルド[人祖](Torvald the Titan)

 

《は》:反逆神(Traitor God)
《へ》:変形生物(Twisted Breed)
《ほ》:北方地域(Northland)

 

《ま》:魔界(Chaos)、魔界門(Chaos Gate)、魔神(Dark Lord)、マローグ[戦争神](Malog the Warrior)
《み》:ミノタウロス(Minotaur)
《も》:モーロック[破壊神](Morloch the Destroyer)

 

《れ》:列王時代(Age of Kings