Skills (技能) > Weapon Skills (武器の技能)
追いこまれたときは、最高の戦士たちでさえ、拳と足の、生まれつきに備わる両者に頼る。誰でも戦うことはできるが、一部には、殴りおよび蹴りで、殺傷の技術を発揮する者たちがいる。
アエアインスの地表における戦乱の諸時代では、剣が極めて広く利用された。剣の道は栄光と死の両方をもたらすので、学びたい者は覚悟しなければならない。
製作および使用が容易である杖は、しばしば、農民および術者の武器として軽視される。杖は、みすぼらしい外見とは裏腹に、意外な威力を示す。訓練を積んだ使い手は絶妙な間で攻撃して、敵の骨にひびを入れられるうえに、足首への打撃で転倒させることもでき…
狩猟神ケーナリュンが二番目に好んだ武器こと、槍は、狩人と兵士および女人族のあいだで、広く使われている。訓練を積んだ使い手たちは、接近戦における槍の扱い方を理解しているため、最も重い鎧を着た敵さえも貫ける。
長柄武器における丈および重量により、同武器は扱いが難しいことで知られている。しかし、十分な筋力もつうえで、訓練を積んだ者たちは、長柄武器の短所を長所へ変えることができる。古代における、アルダン国の軍隊で用いられた技術は、現代でも強力である。
トゥーリン神の武器である槌は、ドワーフとインヴォア人こと、北の土地に住む両者のあいだで、とりわけ広く利用されている。訓練をおこなうことで、全身の力を込めた槌を振れるようになり、気絶させるほどの威力を発揮できる。
盗賊と暗殺者およびイレケイに好まれる短剣は、大きさと威力が不足している。しかし、熟練者たちの手に握られたばあいは、致死的な速度が発揮される。刀身の丈よりも、刺しこむ場所のほうが重要であることを、達人たちは知っている。
十字弓はドワーフたちにより発明され、のちに世界じゅうで利用されるようになった。十字弓は弓よりも簡素な構造をもつが、保全と装填および発射には、技術と訓練が要求される。
全父に忠実な同胞神こと狩猟神ケーナリュンは、エルフとケンタウロスに弓の利用を教えた。効果的な射撃の実践には、強い腕力と鋭い目および、安定した手が必要である。しかし、遠距離からの攻撃をおこなうことにより、圧倒的な優位を得られる。
大勢の人びとが斧を粗野な武器と認識し、放り捨てる。しかし、ドワーフとインヴォア人の、凍てつく北方に住む両者は、他の武器よりも斧を好んできた。訓練を慎重におこなうことで、斧は、伐採用の道具から強力な武器へと変わる。