荒野に威風堂々と君臨するグリフォンは、獅子と鷹の形質をあわせ持つ。鷹の鋭敏な視覚と素早さに恵まれ、鉄さえも引き裂く獅子の爪は、グリフォンを高貴な獣たらしめており、彼らがアエアインスにおける、最も壮麗かつ優秀な狩人であることに疑いの余地はない。私たち長子種族とグリフォンの間にある親密な関係は、起源を白夜時代の初期に持っており、家畜化と調教の成功が由来となる。
皇帝シルレストールは銀鷹獅子を家紋に定めていたため、彼の治める不滅帝国はグリフォンを役立てた。残念ながらグリフォンの調教方法は失われてしまい、偉大な帝国のために、グリフォンの乗り手たちからなる鷹獅子騎士の部隊が、敵に雨のごとく死をもたらす光景は二度と見られなくなってしまった。現在でも、グリフォンはエルフの領地で警備兵もしくは愛玩獣として利用されるが、私はいつか再び、鷹獅子騎士の一団が大空を舞う日が来ることを願っている。
生息地：平原と山岳
生態：警戒心が強く、群を作る
危険性：高い
用語一覧
《あ》：アエアインス（Aerynth）
《え》：エルフ（Elf）
《き》：銀鷹獅子（Silver Griffon）
《く》：グリフォン（Griffon）
《し》：シルレストール［皇帝］（Sillestor the Great）
《た》：鷹獅子騎士（Wind Knight）
《ち》：長子種族（Firstborn）
《は》：白夜時代（Days of Twilight）
《ふ》：不滅帝国（Deathless Empire）
