ドラゴンによる被害を受けず、生き残ったこの極めて古い大木は、歳月に比例して豊富な知識を持っており、歩くだけでなく話すこともできる。彼らは、地界の歴史をその始まりから観測してきた存在であり、樹海の管理を務め、葉擦れの音を鳴らしながら地母神を賛美してきた。
しかし近年のトレントは、森林の減少にともない怒りを募らせたため、意地の悪い性格を持つようになった。鬱蒼とした森に足を踏み入れる者は、決して生きている木に斧を振り下ろしてはならない。なぜなら、それは森の管理者であるトレントの激怒を招き、恐ろしい目にあう行為だからである。
トレントの樹皮は極めて堅く、幹は殴打に対して高い耐性を持つが、一方で彼らが太い枝を振るえば、その威力はジャイアントの攻撃に匹敵する。戦いに際し、火は最も有効な手段になるが、トレントには苦痛の感覚がないため、彼らが完全に動作を停止するまで油断してはならない。体が完全に燃え尽きた後でさえも、トレントの激しい怒りが静まることはないだろう。
生息地:森林
生態:中立的で群を作らない
危険性:高い
用語一覧
《し》:ジャイアント(Giant)
《ち》:地界(World)、地母神(Green Mother)
《と》:ドラゴン(Dragon)、トレント(Treant)
《ひ》:火(Fire)