シャドウベインの背景世界

MMORPG、Shadowbaneがもつ舞台設定の翻訳

女人族神殿の概要(Amazon Temple Overview)

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 ヒトとエルフおよびアルフボーンで構成されている、独自の文化をもつ部族がある。同部族の人びとは、王たちおよび父たちを軽蔑しながら、かれらから遠く離れた土地で、何世紀にもわたって暮らしてきた。最初のハントレスこと元祖猛女であるパイドラーは、何十世紀もまえに、かの女の支持者たちを、南端の大地溝帯にまで先導した。そして、かの女たちの末裔である女人族が、現在でも同地に居住している。
 石造りの都市を建設する女人族は、高度な文化を築いており、冶金に長けているうえに、呪術における数多くの秘奥を極めている。男性たちは、使用人および奴隷として部族に扱われ、かれらが女人族の正式な一員になることは少ない。
 災厄戦争の猛威を見たあとに、女人族たちは、全父への信仰を完全に放棄した。パイドラーは、かの女の支持者たちに対して、日陰の渉猟者および猫の母こと、ヴァシュティーラへの崇拝を教えた。さらに、かの女たちは、ヴァシュティーラから数多くの呪芸を学んだ。
 女人族たちは、汚染された非領土を放浪するために、自分たちの国家から去ることがある。そして、天変地異がおきたあとのかの女たちは、外部にまで勢力を拡大している。これらの進歩的な女人族たちは、男性世界に生まれた女性たちを、諸部族へ参加させ始めた。このようにして、兵力および知恵の、女人族国家における両者を増加させているのである。女人族たちは、かの女たちの人口を増加させるために、故郷から出て、非領土にいる〈野蛮人たち〉と交配することがある。南方の全域で少女たちを誘拐することも、もうひとつの方法として実践している。
 女人族たちは、かの女たちを凶暴な野蛮人と認識している、諸小王国の住民たちに、憎まれながら恐れられている。女人族たちは誤解の拡散を許容しているが、隔絶された渓谷に進入してきた男性たちに対しては、即座に死をもたらす。

 

用語一覧

 

《あ》:アルフボーン(Aelfborn)
《う》:ヴァシュティーラ(Vashteera)
《え》:エルフ(Elf)

 

《か》:元祖猛女(First Huntress)

 

《さ》:災厄戦争(War of the Scourge)
《し》:呪芸(Arcane Art)、小王国(Petty Kingdom)、女人族(Amazon)、女人族国家(Amazon Nation)、女人部族(Amazon Temple)
《せ》:全父(All-Father)

 

《て》:天変地異(Turning)

 

《な》:南端の大地溝帯(Great Rift of the Far South)、南方(South)
《ね》:猫の母(Mother of Cats)

 

《は》:パイドラー(Phaedra)、ハントレス(Huntress)
《ひ》:日陰の渉猟者(Dark Prowler)、ヒト(Human)、非領土(Outside)