シャドウベインの背景世界

MMORPG、Shadowbaneがもつ舞台設定の翻訳

ヘローガール・トールヴァルソン(Herogar Torvaldsson)

 北方人たちに至大氏族長と呼ばれるヘローガールは、ストームロードの強大な恩恵を与えられた。その行為は、全父を探す長い冒険に出るまえの、トールヴァルドによるものである。おそらく、ストームロードの知識を他の北方人たちへ伝えた人物は、ヘローガールであった。最初の大氏族長であるヘローガールは、ロットボルグと呼ばれる宴会邸に住んだ。
 ヘローガールは、トールヴァルド半神の意思を知ろうとした。そして、最終的に、ロットボルグに12人の息子を残したうえで、かれは北方の荒地を放浪した。ヘロ―ガールは探索から戻らず、かれがもった十数人の息子たちは、互いに反目した。ヘローガールがもった息子の一人である、クトリク・グリムスコールは、兄弟たちの争いに嫌気が差した。そして、かれは、父親を探すために北方の山地へ出発した。
 ヘローガールは、ジャイアントの王ことユムルによって殺害されていた。かれの遺体は、永遠の恥辱を被らせるために、南を向いた状態で、ルーン石の下に埋められており、クトリクがそれを発見した。ユムルは、ヘローガールが埋葬された様子をルーン石に彫りあげ、かれの恥を恒久的なものにした。

 

用語一覧

 

《く》:クトリク・グリムスコール(Cuthric Grimskold)

 

《し》:至大氏族長(Thane of Thanes)、ジャイアント(Giant)
《す》:ストームロード(Storm Lord)
《せ》:全父(All-Father)

 

《た》:大氏族長(High Thane)
《と》:トールヴァルド(Torvald)

 

《へ》:ヘローガール・トールヴァルソン(Herogar Torvaldsson)
《ほ》:北方(North)、北方人(Northman)

 

《る》:ルーン石(Runestone)
《ろ》:ロットボルグ(Hrottborg)