シャドウベインの背景世界

MMORPG、Shadowbaneがもつ舞台設定の翻訳

エドゥリン[聖樹管理士](Edruin the Runemaster)

 よくぞ参られました、旅人よ。わたしはこの町の聖樹管理士、エドゥリンと申します。みずぼらしい島を出て、大陸に行きたいのなら、わたしが手伝いましょう。ギルドを設立したいばあいでも、わたしに声をかけてください。

 

 現代は危険なので、旅をするときは、十分に武装したうえで慎重になりなさい。わたしたちの善い居住地では、無数の害虫たちにいつも警戒させられています。しかも、沼地にはおぞましい生き物たちがあふれており、静かだった河川は盗賊たちに乱されています。森では、グロボルドたちにくわえ、かれらより恐ろしい怪物たちもはびこっています。

 

・あなた:どのような害虫なのか。それらは危険なのか。

 

 醜い生き物たちです。居住地の郊外を通る道路は、もはや安全ではありません。巨大蟻たちと巨大蜘蛛たちが、地中から密かに現れました。人と同じ大きさの毒蛇たちにくわえ、リザードマンたちさえ草地に隠れています。これらの生き物たちは、道路から迷い込んだ者たちを襲おうとしています。隣の村へ行くなら、よく用心しておきなさい。これらの生き物たちは、とても手強く危険だからです。

 

※居住地の郊外は、レベル1から3のキャラクターに適しています。

 

・あなた:森には何が潜んでいるのか。

 

 嘘の話ではありません。前の冬に、邪悪な生き物たちが複数の洞窟から現れて、諸郊外の南にある、アランゴアの渓谷を荒らしました。おおくの目撃談によれば、かれらの姿は、一世代まえに町を襲った、オークの手下たちと同じでした。住民たちは、かれらをグロボルドと呼んでいます。横柄で醜い、小さな怪物たちです。
 グロボルドたちは、故郷から離れた、おおくの農民たちを焼き殺しました。リーコアという名前で知られる、一匹の不潔なグロボルドは、かれらのあいだで王のように振る舞っています。英雄が立ちあがり、リーコアを見つけだして、かれに報いを受けさせてくれないものでしょうか。

 

アランゴアの渓谷は、レベル3から10のキャラクターに適しています。

 

・あなた:東にある湿原について。

 

 なんてことを聞くのですか。あそこは恐ろしい場所です。村の東にあるラスゲル湿原は、以前までは平和な場所でした。しかし、最近では、強盗騎士たちと盗賊たちの隠れ家になり、怪物たちも徘徊しています。勇敢な人物か愚か者だけが、あの土地へ行こうします。

 

※ラスゲル湿原は、レベル3から12のキャラクターに適しています。

 

・あなた:南東の沼地について教えてくれ。

 

沼地ですか。とても不潔な場所です。実際に行ったことはありませんが、不穏なおおくの話があります。ナイツブリッジ市へ向かった、いくつもの隊商が沼地で消えて、二度と戻ってきませんでした。

 

 ペンスハール泥炭地には、スクレルという生き物たちがいます。住民たちの話によれば、かれらは、汚物とごみでできた、低い屋根の町に住んでいるようです。友よ、わたしの言葉を軽んじてはなりません。命が惜しいなら、あの場所へは入らないべきです。

 

※ペンスハール泥炭地は、レベル8から18のキャラクターに適しています。

 

・あなた:他に聞かせてくれることはあるか。

 

 わたしはここに長く住んできました。近隣にあるいくつもの土地について、話すことができます。

 

・あなた:スワンプストーン遺跡について教えてくれ。

 

 それらの遺跡はティーターンたちより古く、太陽よりも古いものです。神がみさえも忘れた時代に、爬虫類人たちが建てました。まだ大王が台頭しておらず、天変地異がおきていなかった数世紀まえに、勇者ベレンリザードマンの軍勢を破りました。伝承によれば、リザードマンたちは、逃げていくときに、かれらの町へ呪いをかけました。そして、それが原因なのか、ずっと昔に、ベレンの血統は断絶したのです。
 天変地異がおきたあと、ならずものたちと不幸な人びとが、破片と化した、遠方の諸陸地からやって来ました。そのときまで、遺跡は手つかずのままでした。わたしたちは豊かではありませんが、ここで、貴族たちと僧侶たちに支配されることなく、自由に暮らせています。
 しかし、最近の沼地はますます危険になっています。そして、爬虫類人呪詛が、わたしたちに降りかかるときが来るかもしれません。わたしたちは、切実に英雄たちを必要としているのです。

 

・あなた:どのようにギルドを設立するのか。

 

 ギルドの設立か拠点の建設に興味があるのですか。それならば、わたしが役に立てるでしょう。わたしは、そのような事業に不可欠な品物を販売しています。ギルドにはさまざまな種類があります。たとえば、貴族家門や傭兵団、他には、火教会や呪術結社などです。あなたは憲章原稿を購入したあと、それに加筆して、紋章と標語を定めるでしょう。
 注意しておくことがあります。憲章原稿の使用は、あなたが従う領主への造反になります。しかも、あなたとあなたの仲間たちは、大陸へ追放されてしまいます。用意が整うまで、ギルドを設立してはいけません。
 わたしは宿屋の建設契約だけでなく、建築家もしくは手配師との、雇用契約も仲介できます。大陸へ行ったあとにそれらを利用すれば、あなたは自分の拠点をもてるでしょう。

 

※トイルランスとハルサレおよびストームヴァルの諸大陸は、レベル20以上のキャラクターに適しています。

 

・この拠点からはどのように出られるのか。

 

 ここから出たいのなら、別の場所へ転送してあげましょう。しかし、警告しておきます。大陸は非常に危険です。未熟な者たちは、転送先を島内だけにとどめるべきでしょう。

 

 熟練した者たちには、大陸にある諸拠点への転送をおこないます。しかし、気にとめておきなさい。大陸では、島の領主たちによる保護は受けられません。未熟な旅行者たちには、命の危険があります。

 

※小トイルランスは、レベル1から20のキャラクターに適しています。
※トイルランスとハルサレおよびストームヴァルの諸大陸は、レベル20以上のキャラクターに適しています。

 

用語一覧(序盤の独自部分)

 

《え》:エドゥリン〔聖樹管理士〕(Edruin the Runemaster)

《き》:ギルド(Guild)

 

《す》:スワンプストーン遺跡(Swampstone)
《せ》:聖樹管理士(Runemaster)

 

用語一覧(序盤の共通部分)

 

《く》:グロボルド(Grobold)

 

《と》:盗賊(Bandit)

 

用語一覧(案内:諸地区)

 

《あ》:アランゴアの渓谷(Glen of Arangore)
《え》:英雄(Hero)
《お》:オーク(Orc)

 

《き》:巨大蟻(Giant Ant)、巨大蜘蛛(Giant Spider)
《く》:グロボルド(Grobold)
《こ》:強盗騎士(Brigand)

 

《す》:スクレル(Skrell)

 

《と》:盗賊(Bandit)

 

《な》:ナイツブリッジ市(Knightsbridge)

 

《へ》:ペンスハール泥炭地(Pen'shaar Bog)

 

《ら》:ラスゲル湿原(Lathgell Wetlands)
《り》:リーコア(Reekor)、リザードマン(Lizardman)

 

用語一覧(案内:スワンプストーン遺跡)

 

《え》:英雄(Hero)

 

《か》:神(God)

 

《す》:スワンプストーン遺跡(Swampstone)

 

《た》:大王(High King)、太陽
《て》:ティーターン(Titan)、天変地異(Turning)

 

《は》:爬虫類人(Scaly One)、爬虫類人呪詛(Scaly Curse)
《へ》:ベレン〔勇者〕(Berren the Bold)

 

《り》:リザードマン(Lizardman)

 

用語一覧(ギルドの設立と拠点からの出発)

 

《き》:貴族家門(Noble House)、拠点(City)、ギルド(Guild)
《け》:建築家(Builder)、憲章原稿(Guild Charter)

 

《し》:呪術結社(Wizard's Conclave)、小トイルランス(Tyrannth Minor)
《す》:ストームヴァル(Stormvald)
《せ》:生命の樹の種(Guild Seed)

 

《た》:大トイルランス(Tyrannth Major)
《て》:手配師(Steward)

 

《は》:ハルサレ(Khar Thale)
《ひ》:火教会(Temple of the Cleansing Flame)

 

《や》:宿屋(Inn)
《よ》:傭兵団(Mercenary Company)