フルイッカは、〈冬の女王〉および〈氷の女王〉として知られている。かの女は、エルフの駆逐を目的としたトールヴァルドによって、眠りから目ざめさせられた。しかし、フルイッカは、かの女の猛威を北方人たちへ差し向けた。そして、ストゥアグラムメスト山の頂上こと、荒天の頂でフルイッカを制圧したのは、トールヴァルドであった。トールヴァルドの強力な槌は、白い女神ことフルイッカを気絶させた。かれのとてつもない力は、フルイッカの怒りを受けながらもそれを制圧し、かの女の諸力は尽きた。
こうして、北方人の父は雷の支配権を奪い取り、最初のストームロードになった。フルイッカは、地界の頂部にある洞窟でまだ塞ぎこんでいて、風と冷気を北方人へ送りこんでいるのかもしれない。しかし、北方人は丈夫であるために、長いあいだかの女の猛威に耐えてきた。
用語一覧
《え》：エルフ（Elf）
《こ》：荒天の頂（Peak of the Storm’s Fury）、氷の女王（Queen of Ice）
《す》：ストゥアグラムメスト山（Sturmgrammestor)、ストームロード（Storm Lord）
《ち》：地界（World）
《と》：トールヴァルド（Torvald）
《ふ》：冬の女王（Queen of Winter）、フルイッカ（Frykka）
《ほ》：北方人（Northman）、北方人の父（Father of Northmen）
《め》：女神（Goddess）
