シャドウベインの背景世界

MMORPG、Shadowbaneがもつ舞台設定の翻訳

センチネルの起源(Sentinel Lore)

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 1300年ほどまえに魔界門は大きく開かれ、無尽蔵の兵力をともなう混沌の軍勢が、アエアインスヘ侵攻した。一世紀ちかくのあいだ、世界人類は地界同盟としてもちこたえたが、悪魔たちの侵攻を押し返すことはできなかった。災厄戦役は全土を破壊し、諸王国は滅ぼされ、人びとが大量に殺害された。
 一切の希望が潰えたとき、全父は介入をおこない、天使たちによる軍団の先頭に立って、戦場に表れた。全父は、かれの子供たちを引き連れながら、奈落へ進軍した。奈落の軍団は全父を止めようとしてきたが、最後には、力天使ヘドルシエルが魔界門を閉じた。

 

 勝利のあと、ヒトとエルフおよびケンタウロスにおける、各種族の指導者たちは、魔界門から引き返した。かれらは、世界が負った傷の治癒に努め、荒廃した諸国家を再興しようとしたのである。しかし、全父教会の聖職者たちは、魔界門の存在じたいが脅威になっていることを、認識した。魔界門は閉じられていたが、破壊されたわけではなかったので、ふたたび開くことが懸念された。
 エルフの妖人教会に属する、枢機卿エルリダエアンは、新しい修道会の設立を提案した。その組織は、世界人類の全種族に開放され、魔界門の監視に立ち、門が開かれたきに、最前線を維持することが役目であった。そして、戦士たちと僧侶たちの両方が大勢で集まり、センチネルの修道会こと哨兵会に加入して、魔界門監視が始まった。

 

 センチネルたちは、魔界門の周辺にいくつもの堅牢な砦を建てた。そして、祈りと訓練をおこないながら、アエアインスをいくつもの混沌軍団から守るための、最適な方法を検討した。センチネルの修道会は、ケンタウロスとエルフならびに人の子の、三種族を等しく採用した。それは、各種族における、三種類の信仰論が採用されたことを意味した。
 センチネルたちの役割はほとんど忘れられたが、かれらの修道会内における協調は、現在でも広く知られている。なぜなら、エルフとヒトの両教会における統合の、偉大な範型になったためである。

 

 のちに列聖される哨兵長ヘロスは、センチネルにおける最も有名な指揮者として、現在でも崇敬されている。ヘロスは敬虔なケンタウロスであり、裁天使ナンドラミエルによる幻視の中で、アブジュレイション術を開示された。さらに、ナンドラミエルは、悪人たちに聞かせて、かれらの意志を圧倒するための言葉こと、九聖縛もヘロスに授けた。
 瞑想にくわえ、祈りをともなう摂生に努めて、心身を清めた者たちだけが、対象を破壊しない神罰を解き放てる。神罰は、常にセンチネルたちの役にたってきた。

 

 何世紀にもわたって、ヒトおよびエルフにおける世俗的な領域、ならびに、全父教会までもが、さまざまな問題に気をとられた。このような理由から、センチネルたちによる辛抱づよい監視は、少しづつ忘れられていった。王暦799年に、モーロック逸脱神と変形生物たちが、魔界門から出現した。当時における哨兵会は規模が縮小しており、全父教会からの援助も少なくなっていた。
 しかし、センチネルたちは任務を放棄せず、辛抱づよく抵抗し、迅速な報告をおこなった。このようにして、地界同盟における諸国家は、不具神の野望を阻止できた。

 

 何世紀にもわたって、ヒトおよびエルフにおける世俗的な領域、ならびに、全父教会までもが、さまざまな問題に気をとられた。このような理由から、センチネルたちによる辛抱づよい監視は、少しづつ忘れられていった。王暦799年に、モーロック逸脱神と変形生物たちが、魔界門から出現した。当時における哨兵会は規模が縮小しており、全父教会からの援助も少なくなっていた。
 しかし、センチネルたちは任務を放棄せず、辛抱づよく抵抗し、迅速な報告をおこなった。このようにして、地界同盟における諸国家は、不具神の野望を阻止できた。

 

 しばらくのあいだ、センチネルたちは、総主教と世俗的な王たちの両方による、援助と配慮の両方をふたたび満喫した。しかし、数世紀が経過すると、哨兵会の基盤はまたしても揺らいだ。列王時代の衰退期に、センチネルたちは不吉な報告をおこなった。邪悪な怪物たちが、魔界門から、ふたたび漏れ出てきたためである。占術師たちも、非混沌域に脅威が訪れることを警告した。
 残念ながら、センチネルたちの訴えは聞きいれられなかった。なぜなら、ヒトとエルフにおけるそれぞれの指導者たちが、悲涙戦役で争ったためである。そのうえ、全父教会は優柔不断になり、機能が麻痺していた。

 

 天変地異によって、情勢はさらに悪化した。モーロック逸脱神にくわえ、魔界における他の強力な手先たちも解放されて、センチネルたちの立場はさらに不安定になった。争闘時代における97年目の末に、魔界門の封印が解かれ、数世紀ぶりに、混沌軍団がアエアインスの土を踏んだ。魔神たちは、まだ魔界門を通過できていないが、センチネルたちは、第二の大災厄がおきるかもしれないことを、懸念している。
 多くのセンチネルたちが魔界門から離れ、アエアインスの諸国に対して、支援を求めに行った。そして、多くの新参者たちが、忘れられていた哨兵会に集まった。現代におけるアエアインスは、昔いじょうにセンチネルたちを必要としている。

 

用語一覧

 

《あ》:アエアインス(Aerynth)、悪魔(Demon)、アブジュレイション術(Abjuration)
《え》:エルフ(Elf)、エルリダエアン[枢機卿](Cardinal Ellidaern)
《お》:王(King)、王暦(KY)

 

《き》:九聖縛(Nine Holy Bindings)
《け》:ケンタウロス(Centaur)
《こ》:混沌(Chaos)、混沌軍団(Host of Chaos / Dark Legion)

 

《さ》:災厄戦役(War of the Scourge)
《し》:修道会(Holy Order)、哨兵会(Order of Sentinels)、神罰(Sanction)
《せ》:世界人類(Children of the Gods)、センチネル(Sentinel)、全父(All-Father)、全父教会(Holy Church)
《そ》:総主教(Patriarch)、争闘時代(Age of Strife)

 

《た》:大災厄(Scourge)
《ち》:地界同盟(Grand Alliance)
《て》:天使(Archon)、天変地異(Turning)

 

《な》:奈落(Pit of Chaos)、ナンドラミエル[裁天使](Nandramiel, Archon of Judgment)

 

《ひ》:非混沌域(Outer Chaos)、ヒト(Man)、人の子(Son of Men)
《ふ》:不具神(Maimed God)
《へ》:ヘドルシエル[力天使](Hedrusiel, Archon of Strength)、ヘロス[哨兵長こと聖](Saint Heroth the Vigilant)、変形生物(Twisted Breed)

 

《ま》:魔界門(Chaos Gate)、魔界門監視(Long Vigil)、魔神(Dark Lord)
《も》:モーロック(Morloch)

 

《よ》:妖人教会(Elvish Church)

 

《れ》:列王時代(Age of Kings