事典 > 神格 > 半神 > シー
タラマールは、ドラゴンに対峙しながらも生存できた、数少ないエルフの一人である。かれは、現代のエルフたちにも訓練される、ブレイドウィーバー術の開祖として崇敬されている。並ぶ者のいない剣士ことタラマールは、災厄戦役の途中で行方不明になった。多…
セルルナンは最初の編纂者であり、アエアインス図書館を運営した。全父をのぞけば、歴史と伝承に関して、かれほど博識な者はいない。残念ながら、セルルナンは悲涙戦役で死亡し、かれのもつ知恵は永遠に失われた。 用語一覧 《あ》:アエアインス図書館(Lib…
エルフの古い歌によると、ラセリオンはぶどう酒を発明し、女神であるウォリアンドラから、音楽を学んだ。これらの理由により、かれは崇敬の対象とされている。最も敬愛されたシーからの贈り物は、非情な歴史によって形見となり、エルフたちは、現代において…
愛と美の半神半人ことリルリアンドラは、地界で最も美しい生物である。伝承によると、リルリアンドラの美貌は、ドワーフたちのもつ石の心さえ乱した。かの女を見た者たちの大多数が、感激の涙を流すことになる。 用語一覧 《ち》:地界(World)《と》:ドワ…
サエドローン女神にとって、グラマンドリルは最も優秀な弟子であった。エルフたちの認識によれば、かの女は、アエアインスにおける最初のウィザードである。グラマンドリルは、多くの呪術を考案したことで知られており、かの女に並ぶ呪術師はいないといわれ…
最年長かつ最も聡明なシーこと、ギルリアンドールは、エルフにおける最初の王である。ドラゴンが目覚めたときの、白夜王国を崩壊させた大地震により、ギルリアンドールは死亡した。 用語一覧 《え》:エルフ(Elf) 《き》:ギルリアンドール〔国王〕(Gilli…
タカの目に恵まれたギルレスティンは、ケーナリュン神から、弓術を学んだといわれている。災厄戦役のあいだ、ギルレスティンは長く激しい戦いをおこなったが、のちに世俗から離れた。噂によれば、天変地異がおきたあとにギルレスティンは復帰し、報復をおこ…
芸術と装身具の守護神こと、デアニルラは、ギルリアンドール王の王冠を制作した。さらに、かの女が宝石の網を空へ投げて、星ぼしを作ったともいわれている。白夜時代にドラゴンが出現し、夫であるコルリナンドールを亡くしたことで、デアニルラは狼狽した。…
コルリナンドールは、エルフのあいだで、船大工および船長の両者として、最も傑出した人物とされている。かれは、呪術的な船である白船を空へ出発させて、太陽の炎を消す冒険に出たが、戻ってこなかった。緑色の肌をもつエルフたちこと、グワリドルン人は、…