大聖堂の書庫が調査されたことにより、怪物であるケメシュの性質が明白になった。かれはマミーである。昔に、砂漠エルフたちは石づくりの大都市をいくつも建設したが、それらは砂漠の砂の中に沈んだ。ドラゴンへ向ける献身のなかで、砂漠エルフたちは、筆舌に尽くしがたい儀式を受けさせるために、複数の参与者を選抜した。そして、最適かつ聡明な者たちが、かれらじしんを不死者へ変容させて、長い眠りについた。
蘇生待機者たちは、ドラゴンの到来まで眠りつづける予定であった。ケメシュが目ざめたことは、ほんとうに恐ろしい兆候である。全父教会の占いによって、マミーたちが隠れ場所を作り、混沌の諸力を呼びこんでいることが判明した。ケメシュが止まらなければ、恐ろしいことがおこるかもしれない。
用語一覧
《い》:イレケイ(Irekei)
《け》:ケメシュ・コルハバト(Khemesh Qor’habat)
《こ》:混沌(Chaos)
《さ》:砂漠エルフ(Elves of the Desert)
《せ》:全父教会(Church)
《そ》:蘇生待機者(Chosen)
《と》:ドラゴン(Dragon)
《ふ》:不死者(Undead)
《ま》:マミー(Mummy)