ヒトの体にほど近い大きさを持つこの昆虫は、群をなして食料を探し、灼熱砂漠を徘徊する。炎ビートルの体は、赤色と黒色の丈夫な甲殻に覆われており、同時に複数の攻撃を受けたとしても、跳ね返すことができる。彼らの不気味な下顎は鋭利な刃のようであり、それに挟まれれば、馬の太い首さえも切断されるだろう。
彼らが生まれながらに持つ鎧と武器は、砂漠において炎ビートルを恐怖の対象として知らしめるが、この昆虫が使用する呪術にも警戒しなければならない。火炎戦役において、錯乱したイレケイの呪術師は炎ビートルを呪術で繁殖させ、さらに火の息をはく能力を与えたためである。イレケイが炎ビートルを訓練せず、そのまま不滅帝国に差し向けたことは記録に残されている。
イレケイには、武勇を試すために炎ビートルと戦う習俗があり、昆虫の死体から回収した下顎と頑丈な甲殻は、武器と盾に加工される。
生息地:砂漠
生態:警戒心が強く、群を作る
危険性:並
用語一覧
《い》:イレケイ(Irekei)
《か》:火炎戦役(War of Flames)
《し》:灼熱砂漠(Burning Land)
《ひ》:ビートル[炎](Flame Beetle)、ヒト(Man)
《ふ》:不滅帝国(Deathless Empire)