〈神格に仕える僧侶〉
ヒーラーとは信仰の対象を崇拝し、祝福と奇跡的な力を授かる者たちの総称である。祈りの日々を送り、守護神との結びつきを深めた者たちはその神格に忠実な信徒、プリーストと呼ばれるようになる。
広く知られている僧侶としてはコンフェッサーとプレレイト、さらにドルイドなどを挙げられるが、信仰の対象は彼らの崇拝する神々に限られない。ドワーフは彼らを創造したトゥーリンを、ケンタウロスは彼らの父ケーナリュンを、エルフの月僧侶はサエドローンを崇拝する。
場所によっては、全父かブライアラを信仰しない者たちは疎んじられることがある。天変地異が起きた後の暗い世相により、多くの人々が悲観し、それぞれの信仰が捨てられることもあった。
守護神との結びつきはプリーストに素晴らしい力をもたらす。彼らは傷と病気の治癒を施せるだけでなく、神聖もしくは不浄な波動を放つことで敵と戦うことができる。
貧困と病気が蔓延する現代では、大半のプリーストがひとつの組織に所属し、困窮した人々の保護に生涯を捧げる。別の者たちは自分が信じる守護神の教義を広めるため、地界を放浪する。
大部分のプリーストが世界人類たちのために働く一方で、彼らとは異なるプリーストも存在する。月女神、夜の母、呪術の女王などとも呼ばれる神格、サエドローンを崇拝する者たちは度々恐ろしい悪夢を解き放つ。怪しげな仮面を着けているプリーストは破壊神モーロックを奉じ、世界人類たちが歴史に築き上げたものすべてを破壊しようとしている。別の脅威として、混沌に仕えるプリーストの存在が噂されており、彼らのような魔神の下僕たちも地界の滅亡を画策しているようだ。
[対応する種族]
アラコイックス、アルフボーン、イレケイ、エルフ、ケンタウロス、ドワーフ、ヒト
[対応する素質]
ヒーラー
[対応する資格]
アニメイター、アンデッドハンター、クランウォーデン、コマンダー、サヴァント、サモナー、サンクティファイア、サンダンサー、ジャイアントキラー、ダークスウォーン、トラヴェラー、フォージマスター、ブレイドウィーバー、ワイアームスレイヤー
用語一覧
《え》:エルフ(Elf)
《か》:神(God)
《け》:ケーナリュン(Kenaryn)、ケンタウロス(Centaur)
《こ》:混沌(Chaos)、コンフェッサー(Confessor)
《さ》:サエドローン(Saedron)
《し》:守護神(Patron)、呪術の女王(Queen of Magic)
《せ》:世界人類(Children of the All-Father / Children of the World)、全父(All-Father)
《ち》:地界(World)
《つ》:月僧侶(Moon Priests)、月女神(Moon Goddess)
《て》:天変地異(Turning)
《と》:トゥーリン(Thurin)、ドルイド(Druid)、ドワーフ(Dwarf)
《ひ》:ヒーラー(Healer)
《ふ》:ブライアラ(Braialla)、プリースト(Priest)、プレレイト(Prelates)
《ま》:魔神(Dark Lord)
《も》:モーロック〔破壊神〕(Morloch the Destroyer)