デヴォンは、ケンタウロスの滅びた大都市こと、ケンドン市の建設者である、トリリウス・トゥルースピアの子孫にあたる。トリリウスは、同都市における最初の王としても知られている。平安期に生きていたデヴォンは、他のケンタウロスたちとともに地界同盟に参加した。しかし、かれは、悲涙戦役が勃発して間もなく、同同盟から可能な限りの距離をとって離脱した。キエラヴェンの戦いがおこなわれているあいだ、別の場所で大規模な戦闘が繰り広げられた。部下の戦士たちを引き連れたデヴォンが、オークたちが率いる変異生物の軍隊に対し、立ち向かっていたのである。
陸地が分裂したときに、ケンタウロスたちおよびオークたちがいた土地は二つに分かれ、戦いは決着がつかなかった。その日いらい、デヴォンは地界同盟の再締結に尽力しており、秩序と安寧および協調をもたらそうとしてきた。
人物情報
[行動]:
デヴォンがもつ、ケーナリュン神および全父への義務および信仰は、揺るぎないものである。デヴォンは会話において礼儀正しいが、誰に対しても、権威的な態度をとりながら率直に話す。デヴォンは悪に対して迅速に対応するが、敵に対しては挑戦的かつ慈悲ぶかい。
[態度]:
ケンタウロスいがいの諸種族は、デヴォンに用心しなければならない。しかし、騎士道的な戦士たちならびに、プレレイトたちおよびクルセイダーたちにとっては、意気投合ができる相手である。デヴォンはエルフを好かないが、エルフの全員を悪人とはみなさずに、かれらの人物像を個別に判断する。エルフのばあいと同様に、デヴォンは、ヒトたちに対しても事例に応じて認識する。デヴォンは、ドワーフたちに対して良い印象をもっている。
デヴォンの頑固さは極端なものではない。デヴォンに、不信および嫌悪を覚えられた諸種族であっても、多少の努力でかれを説得できる。
デヴォンは、他人と関わるさいに、種族および素質よりも態度を重視する。デヴォンは高潔な人びとに対して敬意を払う。しかし、狩猟神および全父を非難する者たちに対して、怒りを抑えることはなく、迷わずに反論する。
用語一覧(概要)
《あ》:安寧(Peace)
《お》:オーク(Orc)
《き》:キエラヴェンの戦い(Battle of Kierhaven)、協調(Harmony)
《け》:ケンドン市(Kendon)、ケンタウロス(Centaur)
《ち》:地界同盟(Grand Alliance)、秩序(Order)
《て》:デヴォン・グリュンシャード(Devon Grynshard)
《と》:トリリウス・トゥルースピア(Trilius Truespear)
《ひ》:悲涙戦役(War of Tears)
《へ》:平安期(Times of Peace)、変異生物(Twisted One)
用語一覧(人物情報)
《え》:エルフ(Elf)
《く》:クルセイダー(Crusader)
《け》:ケーナリュン(Kenaryn)、ケンタウロス(Centaur)
《し》:狩猟神(Hunter)
《せ》:全父(All-Father)
《て》:デヴォン(Devon)
《と》:ドワーフ(Dwarf)
《ひ》:ヒト(Human)
《ふ》:プレレイト(Prelate)