1:マローンが大王を殺し、嘘をついた
なぜ、彼が主人を殺すのか。カンブリュワンは、エルフを熱心に攻撃していたのに。まえに、ぼくが事実として言ったことがあるよね。マローンの家族は、悲涙戦役で全員が殺害されたんだ。彼はとても若いころ、孤児として神聖教会に引きとられ、クルセイダーに育った。
事件について知ったとき、彼は神聖教会を離籍して、カンブリュワンのところへ行き、勇士として仕えたんだ。どのように、彼が大王の好意を勝ち得たかについての、注目すべき話を伝えたい。でも、それは別の機会にしておこう。
あるいは、マローンが、何かにとりつかれていたのかもしれない。
2:誰かが大王を殺し、そこにいなかったマローンが、作り話をでっちあげた
なぜ、彼がそのようなことをしたのか。もしかしたら、整合性をとるためかもしれない。マローンは、大王の精神的な後継者となっている。別の動機を示そう(どれほど一般に知られているかは、わからないけれど)。カンブリュワンの死体が焼かれたあと、彼の灰は、ゼリスタンによって秘密の墓に埋められた。そして、義務感から王冠の保管を引き受けのは、マローンだった。
マローンは、けっしてそれを被ろうとはしない。なぜなら、彼は謙虚な家来だからだ。でも、誰かが大王国の王位に就こうとしたとき、彼には、火教会の承認が必要になるだろう。
3:マローンは真実を言っていて、すべてが彼の言葉どおりである
ただ単に、不可思議な出来事がおきたのかもしれない。
いくつもの、黒い推測を見たいものだね。これで書きこみは終わり。
固有名詞一覧
《え》:エルフ(Elves)
《く》:クルセイダー(Crusaders)
《し》:神聖教会(Holy Church)
《せ》:ゼリスタン(Zeristan)
《た》:大王(High King)、大王国(High Kingdom)
《は》:背信者(Traitor)
《ひ》:火教会(Temple)、悲涙戦役(War of Tears)
《ま》:マローン(Malorn)
《ゆ》:勇士(Champions)