シャドウベインの背景世界

MMORPG、Shadowbaneがもつ舞台設定の翻訳

Confessor Overview (コンフェッサーの概要)

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〈浄火神殿の判事〉

 

 一世紀前の天変地異を起因として発足し、崩壊した地界で広く信仰されている宗教がある。全父教会を激しく非難し、離脱した神学者たちは浄火神殿を設立した。彼らは罪人と異教徒の根絶こそが争闘時代に必要な、平和をもたらす唯一の方法だと主張している。浄火の導きに従う者たちは絶対正義を尊び、狂暴と言えるほど熱心に戦い続けてきた。

 

 浄火の僧侶、コンフェッサーはどのような所でも被疑者を告発し、ただちに裁判を執り行う。上級王の死後、彼らは十二戒律に基いてエルフの粛清を引き継いだ。現在ではエルフにとどまらず、数多くの種族が排斥の対象とされている。
 日ごと全父に祈りを捧げるコンフェッサーは、天使と聖人をたたえる長い祈祷文を読み上げることにより、霊力を獲得する。コンフェッサーは浄火を点し保つ者として知られる最大の後援者、裁定者聖マローンを中継して炎の奇跡を起こし、悪を討つとともに闇を退ける。治癒と防護の奇跡は、彼ら自身の純粋な魂と信仰心を媒体として発揮するものであり、後援者を必要としない。全父の代わりに罰を与えるためならば、コンフェッサーはためらうことなく罪人に呪いをかける。
 コンフェッサーは物理的な肉体を軽蔑し、霊魂をはるかに高度な存在として考えている。そのため、
彼らは敬虔な信者たちが困窮しているときさえも、食料や衣服の施しを行わないことで信仰心を試す。

 

 資質を示した者は浄火の僧侶となり、教区の審問院に籍を置くことになる。同施設は大部分の都市に一つ以上設けられており、信者たちの避難所としても機能しているが、罪人と異教徒の調査に出払うコンフェッサーは少なくない。
 悪の撲滅を目的として、数多くのコンフェッサーが地界を放浪しており、彼らの着る赤い服はひときわ目を引く。疑わしい人物がいると、人びとはコンフェッサーを探して密告する。浄火神殿による裁判手続には信仰についての尋問と証拠の提示に限らず、占いと試罪法、さらには拷問さえも含まれる。
 ずる賢く捕らえにくい悪の勢力を滅ぼすために、コンフェッサーは強烈な信仰心を持つとともに高い知性を獲得し、休みなく働いている。

 

[対応する種族]
ヒト
[対応する素質]
ヒーラー
[対応する資格]
アニメイターアンデッドハンターエンチャンターコマンダーサンクティファイアダークスウォーントラヴェラー

 

用語一覧

 

《え》:エルフ(Elf)

 

《こ》:コンフェッサー(Confessor)

 

《し》:十二戒律(Twelve Articles of Faith)、浄火(Flame)、浄火神殿(Temple of the Cleansing Flame)、浄火を点し保つ者(Kindler and Keeper of the Flame)、上級王(High King)、審問院(Temple)
《せ》:聖人(Blessed Saint)、絶対正義(Righteousness)、全父(All-Father)、全父教会(Holy Church of the All-Father)
《そ》:争闘時代(Age of Strife)

 

《ち》:地界(World)
《て》:天使(Archon)、天変地異(Turning)

 

《ま》:マローン[裁定者](Malorn the Just)