〈戦場の猛者〉
十分に経験を積んだファイターには、地界の中で様々な道が開けている。信仰に目覚め、全父教会もしくは浄火神殿の軍隊に所属する者がいれば、未開の土地に興味をひかれ、レンジャーかバーバリアンになる者もいる。
しかし、武道の追及を怠らず、横道にそれないファイターもいる。そのような者たちはウォーリアーと呼ばれており、時代の闘争と平和は彼らの意志次第で何度も変えられてきた。
しばしば幸運と才能は未熟なファイターに勝利をもたらすが、達人は技の研磨と訓練の方がはるかに重要なことを知っている。何百時間もの型稽古と激しい組手を重ねることで、ウォーリアーは武具の使用に誰よりも精通する。
武器術と解剖学を組み合わせ、上質の武器を用いるウォーリアーほど肉体を効率良く破壊できる者はいない。どれほど頑強な生物であろうとも、熟練したウォーリアーの猛攻に耐え続けることは不可能だろう。
争闘時代において戦いは日常の風景と化しており、ウォーリアーは地界で重要な地位を獲得した。ウォーリアーはギルドの防護、あるいは宗教組織の大義を果たすために契約を結ぶ。
大方のウォーリアーが倫理と政治に目もくれず、彼らのほとんどが報酬金額の大小だけを基準に雇用主を選ぶ。服属を嫌うウォーリアーは導く人物にならなければいけない。そのようなウォーリアーが十分な能力を備えていれば、彼らは大軍の指揮官になるか、または戦火の嵐を起こしながら自分の国を築く。
軍閥総統の一人がカンブリュワン王の後継者であり、その人物による諸国の統一が、地界に平和をもたらすと信じる人々もいる。そう考えない者たちは、最も強力なウォーリアーが、地界に永遠の戦争と荒廃を招きかねないことを恐れている。揺るぎない事実として、現代では戦争が猛威を振るい、ウォーリアーは戦うことを熱望している。
[対応する種族]
アラコイックス、アルフボーン、イレケイ、ヴァンパイア、エルフ、ケンタウロス、シェイド、ドワーフ、ネフィリム、ハーフジャイアント、ヒト、ミノタウロス
[対応する素質]
ファイター
[対応する資格]
アーチャー、アーティレリスト、アンデッドハンター、ヴァルキリー、ウェアウルフ、ウェアベア、グラディエイター、コマンダー、サッパー、サモナー、サンダンサー、ジャイアントキラー、スカイダンサー、スラル、ダークナイト、トラヴェラー、ドラノク、ナイト、バーサーカー、バウンティハンター、ハンツマン、フォージマスター、ブラッドホーン、ブレイドウィーバー、ブレイドマスター、プロスペクター、ラットキャッチャー、ワイアームスレイヤー
用語一覧
《う》:ウォーリアー(Warrior)
《か》:カンブリュワン(Cambruin)
《き》:ギルド(Guild)
《く》:軍閥総統(Warlord)
《し》:浄火神殿(Temple)
《せ》:全父教会(Church)
《そ》:争闘時代(Age of Strife)
《ち》:地界(World)
《は》:バーバリアン(Barbarian)
《ふ》:ファイター(Fighter)、武器術(Weapon Mastery)、武道(Path of Might)
《れ》:レンジャー(Ranger)