最年長のジャイアントであるユムルは、ヴェルトヴュアダングサガを他の同族よりも多量に読んだ。したがって、同半神は、ルーンの形成および未来予知について、豊富な知識をもっていたために、地界の全域で有名とされていた。ユムルはマローグ神から戦術を学び、聖刻戦争では、ドワーフたちに対抗して、ジャイアントたちを統率した。
のちに、ユムルは、北方人たちにおける最初の豪族こと、ヘローガールを殺害した。したがって、ジャイアントたちとインヴォア人たちとのあいだに、大きな確執がもたらされた。北方人たちのなかで最も偉大な英雄の一人である、策士クトリクは、ユムルからルーンの操作方法を盗み取った。さらに、クトリクは、のちにおこる戦闘で、ユムルを失明させた。
最終的に、ヒトの英雄であるベレガンドは、シャドウベインの探索中にユムルを殺害した。北方地域のジャイアントたちは、現在でも、ユムルによる古代の知恵に導かれていると、言う者たちもいる。
用語一覧
《い》:インヴォア人(Invorri)
《う》:ヴェルトヴュアダングサガ(Weltwyrdangssaga)
《え》:英雄(Hero)
《く》:クトリク[策士](Cuthric the Clever)
《こ》:豪族(Thane)
《し》:ジャイアント(Giant)、シャドウベイン(Shadowbane)
《せ》:聖刻戦争(War of the Stones)
《ち》:地界(World)
《と》:ドワーフ(Dwarf)
《ひ》:ヒト(Human)
《へ》:ベレガンド(Beregund)、ヘローガール(Herogar)
《ほ》:北方地域(Northland)、北方人(Northman)
《ま》:マローグ(Malog)
《ゆ》:ユムル[古老](Ymur the Old)
《る》:ルーン(Rune)