奇妙な人びとことシェイドは、倒錯および不吉の顕現として、浄火神殿に非難されており、ヒトの居住地で恐れられている。シェイドについての激しい議論は、現在でもつづいている。ヒトに似ているかれらは、汚染で肉体が変質したうえに、魂が毒に冒されたため、苦しんでいる。
しばしば被呪子とも呼ばれるシェイドは、ヒトである両親から生まれるが、異様な外見をともなう。シェイドがもつ肌の色は灰色であり、体温は冷たいといえるほど低く、瞳孔を欠く目は石炭のように黒い。
シェイドはわたしたちのあいだで暮らしており、近年に、かれらの生まれる原因が解明された。父親が死亡した際に、かれの子供が母胎のなかにいたばあい、その子供は、シェイドとして生まれることがある。天変地異がおきるまえは、このような事例は一度も確認されていなかった。
シェイドは、死人のような顔だちをもつうえに、孤立的な態度をとるため、かれらと不死者を結びつける、無数の噂話が生まれた。このような理由により、かれら蒼白児を信用する種族は、ほとんど存在していない。
用語一覧
《あ》:アエアインス(Aerynth)、悪魔(Demon)
《こ》:混沌(Chaos)
《し》:識者(Loremaster)
《そ》:争闘時代(Age of Strife)
《ち》:智者(Magus)、昼日時代(Age of Days)
《ね》:ネフィリム(Nephilim)
《ひ》:ヒト(Human)
《へ》:変貌者(Tainted One)
《ま》:魔神(Dark Lord)